撮影マニアックス

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赤富士を撮る

今朝の富士山、関東平野に日がさす前から赤く染り、絵画というかまさに北斎の赤富士を見る思いだった。

富士山は明け方には顔を見せていたが、今はもう雲の向こう。気まぐれな女性のように首都圏から撮るにはちと難しい被写体だ。ちなみに今回撮影に使用した機材は、Canon EOS 5D MarkIICanon EF L100-400mm F4.5-5.6L IS USMの組み合わせで撮影、このレンズはウチの唯一の虎の子白レンズだ。

明け方や日没の撮影時に気をつける必要があるのは、被写体が暗いためシャッタースピードが遅くなり手ぶれが発生しがちになることだ。カメラの液晶画面では綺麗に撮れているように見えても、パソコンのモニターで見ると小さなブレがあって使えないことがある。三脚を使って固定するのがベストだけど、日の出や日没のようにあっという間に明るさなどの状況が変わり、撮影に一刻を争う被写体の場合にはISO感度を上げてシャッタースピードを速くするのも一手だ。おおよその目安として焦点距離以上のシャッター速度にすると手ぶれを減らすことができる。今回の写真の場合は焦点距離が400mmなので1/500あたりだ。あとは手すりなどを活用し、出来るだけ震動を減らすのも有効。私は手すりなどをクランプでホールドできるサンワサプライ マルチクランプポッド DG-CAM16もたまに使う。ミニ三脚としても使えるので、ちょっとした撮影旅行にもあると便利だ。