撮影マニアックス

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幻の流星

昨晩はペルセウス座流星群の観測、というか撮影にチャレンジ。
あいにくの曇天で半ば諦めていたが、未明から南西方面が一時的に晴れたのでその雲の窓より流星群観測と相成った次第。
雲越しも含め全部で5個目視、カメラもそちらに向けていたので写ったかと思ったが…

全然写っていなかった。

写っていると思ったら人工衛星だったり、と言う案配だ。一枚に光跡があり「おおッ!」と思ったら次の画像にも。そして更に次の画像にも…
どうやら肉眼では気がつかなかった人工衛星をカメラが写し出してしまったらしい…orz
一例をば。下の画像は木星(画像中央やや上よりのイチバン明るい星)からフォーマルハウト(画像下部の次に明るい星)にかけてのエリア。木星の下のあたりに光跡があった。なお、雲がミョーな描写になっているのは比較明合成のため。

Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF24-105mm F4L IS USM シャッター速度15秒×6枚 F5 焦点距離24mm ISO500 LightenCompositeを使用し比較明合成、Adobe Photoshop Elements 8 日本語版 Windows版でレタッチ

上の画像ではわかりにくいのでトリミングしてみた。木星(画面上部の明るい星)の下方、雲を横切るように斜めに光の筋が走っているがお分かりだろうか。

Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF24-105mm F4L IS USM シャッター速度15秒×6枚 F5 焦点距離24mm ISO500 LightenCompositeを使用し比較明合成、Adobe Photoshop Elements 8 日本語版 Windows版でレタッチとトリミング済

一連の画像から見ると北行(画像では下部から上部へ移動していた)の人工衛星、調べてみると日時的にSL-14 R/Bという1990年に旧ソ連が打ち上げたロケット本体とのこと。スペースデブリとはまったく迷惑なハナシである。

ということで、今回、流星の写真撮影は失敗、写っているかと思ったがまったく幻であった。
いやはやである…