撮影マニアックス

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ねんがんのぎょがんレンズをてにいれたぞ!

魚眼ですよ、魚眼。「ギョ」という音がなんとも滑稽な感じだが、随分前から欲しかったレンズなのだ。ただし純正レンズは高い。先日キヤノンからCanon EF8-15LFE EF8-15mm F4L フィッシュアイ USMが発表されたがまさにギョッとするお値段(すまん、オヤジギャグだ)。そりゃそうそうには買えませんがな。

で、円高だしお約束のeBayでの探索と相成った。電脳世界を炎暑の中で右往左往すること一週間、海外某サイトで評判の良い低価格のレンズが、またも遙かロシアの大平原の彼方、ベラルーシにあることを知り、当方苦しい台所事情ながらも物欲に負け購入の次第w


Peleng 8mm f3.5 Fisheye LensをEOS 7Dに装着したところ。結構小さく軽い。これなら例のチルトレンズより気軽に持ち出せそうだ。なお、購入した製品、刻印は「Belomo」となっていたが、ブランド名変更で「Peleng」になったらしい。

先月末にヤフオクで購入、手元に届いたので早速撮ってみた。

Canon EOS 5D MarkIIおよびPeleng 8mm f3.5 Fisheye Lens(EOSマウント)F8 焦点距離8mm ISO2500 HDR化にPhotomatix PRO 3.0フォトレタッチCapture NX 2使用
被写体は黄昏時の水沢VLBI観測所の口径20m電波望遠鏡と口径10m電波望遠鏡。口径20m電波望遠鏡は撮影中も頻繁に角度を変えていたので観測中だったようだ。


Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF24-105mm F4L IS USM シャッター速度1/500秒 F8 焦点距離24mm ISO1600 フツーの広角レンズで撮るとこんな感じだな。

なお、APS-Cサイズ撮像素子のカメラで撮るとこう。

Canon EOS 7Dおよび Peleng 8mm f3.5 Fisheye Lens(EOSマウント) シャッター速度6秒 F8 焦点距離8mm ISO1250
当然だがAPS-Cサイズ撮像素子のカメラはイメージサークルより写る範囲が狭く、上下左右が欠けている。APS-Cサイズでは円周魚眼としては使えないと言うことだ。
加えて撮像素子のサイズに無関係だけど、本レンズは逆光に弱く、画面左側の光源によって画面右側にフレアが発生しているのが判る。まあ、安い分、写りも価格相応ということなのだろうが、被写体として考えているのは天体や星空などで、月などが画面に入り込まない限り大丈夫ではないかと踏んでいる。あと安いのでより高性能のレンズを買うまでの繋ぎと腕磨きということでもOkなのでは、と考えている。

◎参考
ちなみに今回、このレンズはeBayから買ったのではなく、国内のヤフオク経由で入手した。若干値段が張るが、良心的な出品者であれば出品前に商品チェック済みで初期不良の確率は減らせると踏んだからだ。実際、直接海外から購入して苦労されている方の例もあるようなので、今回はこの方法を取った。もちろん、国内で修理対応が可能なメーカーであれば、海外販売サイトから直接購入して円高のメリットを最大限享受している。
ということでウチのチルトレンズ(正確にはレンズとマウントアダプタだが)はウクライナ製、しばらくは東欧方面に足を向けて眠れないような気がしてきたw