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雷撮影より難しい!しし座流星群の撮影

11月18日はしし座流星群の極大。ただ悪天候だったので一日遅れで19日未明に撮影したけど、全然流れない。
今年はダストトレイルを地球が通らないとかで、全然駄目な年らしい。
まだ、雷撮影の方が難易度低いんじゃないかって感じです。ちなみに撮影方法はこちらに。

Canon EOS 5D MarkIIおよびPeleng 8mm f3.5 Fisheye Lens(EOSマウント)シャッター速度10秒×312枚 F5.6 焦点距離8mm ISO100

ちょうど北天を撮影した画像。比較明合成という手法を使用し10秒間露出の画像312枚を合成し1時間弱の露出相当の画像にしたもの。
北極星を中心に構図をとったもので北斗七星やカシオペアのW文字が日周運動で歪んでいるが分かるだろう。画面左端は光の帯となって沈む月、画面右側には地平の向こうから昇る麦星ことアークトゥールスなどが写っている。マンションのベランダから手抜きで写したので天井など余計なものが上下や左右にあるがご勘弁をw
この比較明合成を使えば、光害の多いところでもあたかも長時間露光したような面白い写真が撮れるのだ。
しかしどこを見ても流星の「り」の字すらありゃしない(泣


Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF24-105mm F4L IS USM シャッター速度15秒×494枚 F5.6 ISO400

こちらはオリオン方向で15秒露出画像を同じく比較明合成で494枚合成したもの。途中で強い風が吹いたため、星が流れてしまっているが、それでも首都圏で撮った割には暗い星が写っている。赤道儀でガイドすればいろいろと楽しめそうだ。

ちなみに下の画像は同じオリオン座周辺の画像で20枚だけ合成したもの。星座や冬の第三角などは合成枚数の少ない画像の方が分かりやすい。


Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF24-105mm F4L IS USM シャッター速度15秒×20枚 F5.6 ISO400

どちらにしても流星は写せなかったのだが…orz