撮影マニアックス

天体写真や雷写真がメインのブログ

日中の雷撮影

久しぶりに休日日中に激しい雷となり、腕がなまってないか確認する意味で撮影にチャレンジ。
昼の雷撮影はNDフィルターとシャッター速度の選択が微妙に難易度が高く、失敗すると肝心の雷はろくに写っていない単なる日中長時間露光写真の連発になりかねない。
要はこんな感じ。

1.ND8フィルターでは真夏日中ではいかに濃密な雷雲、激しい降雨でも意外と減光度合いが足りず、結果長時間露光ができず、露光時間が短い写真を大量生産することになる。

2.日食用ND10000フィルターなどを使うと長時間露光は可能だが、一瞬しか光らない雷はちゃんと写ってくれない。

ということで日食用に買ったけど、減光度合いが足りなかったND400を今回の撮影に使用した。
ということで今回は一枚だけ満足できるものが撮れた。


EOS7D+トキナー1224+ケンコーND400フィルタ/ISO100・F4・5秒 三脚とレリーズ使用。撮影後、RAWをDPPで現像し、CaptureNX2で色調を整え、トリミング実施。
ちなみにNDフィルターを使うと雷等赤みがかった色調になるので、RAW現像の際、色温度を適宜調整して、目で見た感じに近づけることをお勧めします。

参考までに過去の経験からNDフィルターの使用状況をまとめておくとこんな感じ。

●ND8
夏の1日没1時間前くらいの雷雨用。日没後30分くらい経過した場合や雲が厚くて明らかに画像が暗い場合はフィルターを適宜外すことを推奨(明確な基準はないけど)。ちなみに下のリンク先はフィルター径77mmなので、かならず自分の手持ちレンズで取り付けられるサイズのものを選んで購入すること。ちなみに大昔のデジ一デビュー当時、私はそういうことを知らないで適当にプロテクトフィルターをヨドバシカメラで買ってきたけど、フィルター径があわずに使えなかったのはここだけの秘密だw

Kenko カメラ用フィルター Zeta ND8 77mm 光量調節用 337745

●ND400
夏の日中の雷雨撮影用。ちなみにレンズにフィルターを装着すると、ファインダー内が暗くなり、画角やピントの確認はまず不可能になるので、装着後、必ずテスト撮影を実施してピントなど確認しておくことが必須。なお、これも下のリンクのフィルタ−径は77mmなので、同様に自分の手持ちレンズに装着できるサイズのものを選ぶこと。

ケンコー・トキナー Kenko フィルター77 S MC-ND400 PRO 017723