撮影マニアックス

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涼しくしたらミクもガミラス人?

前回のエントリ「夜景を見た目だけでも涼しく撮る」のフォロー記事で、ホワイトバランスを「白熱電球」に設定すると色味が全体青っぽくなる。このまま人間などを撮るとお肌がガミラス人カラーになるのでご注意を。
サンプルに自分の手を撮ってみたけどグロいだけなので、有名キャラのフィギュアで試し撮り。

Canon EOS 5D MarkIIおよびCOSINA VoightLander ULTRON 40mm F2 SL II
シャッター速度1/320秒 F2 焦点距離365mm ISO1250 ※クローズアップレンズ使用

左がホワイトバランス「オート」、右が同「白熱電球」。「白熱電球」で撮ると愛らしいフィギュアもまるでガミラス人だ。

実際の風景を「白熱電球」で撮るとどうなるか。目下建築中の新スポット東京スカイツリーをオートホワイトバランスで撮ってみた。いかにも熱帯夜のスカイツリーと言った按配の濁った空気感のある写真だけど、その足下、某ビール会社の金色のオブジェをご注目頂きたい。

Canon EOS 5D MarkIIおよびCanon EF L100-400mm F4.5-5.6L IS USM
シャッター速度1秒 F8 焦点距離365mm ISO2000

こちらは同じ構図、撮影パラメータでホワイトバランスを「白熱電球」にしたもの。

全体、青みが強くなりさきほどよりは涼しげだが、足下のオブジェを見ると「アチャー」となる。本来金色のオブジェの色味がまるで緑色のように見える。もし夜景撮影で金色(肌色や黄色なども)を本来の色味で表示したいなら、オートホワイトバランスを「白熱電球」にするワザは使わない方が良いということ。
まあ、ここは適材適所で願います。